”ミーハー大学生”の今日

一般的な大学生です、お手柔らかに、、

聴力はあるのに聞き取れない(APD)

 

 

こんにちは!

 

今回は私の話をします。(いつもだろ)

 

私、聴覚情報処理障害、通称APDなんです。

 

聴覚情報処理障害(Auditory Processing Disorder=APDと略されることが多い)とは、聴力は正常であるにも関わらず、日常生活のいろいろな場面で聞き取りにくさ(聞いた言葉の内容が理解しづらい状態)が生ずるというものです。

※参照:聞こえているけど聞き取れない?聴覚情報処理障害(APD)とは | Signias 

 

説明難しいのでリンク貼らせてもらいました。

超簡単に私の症状を言うと、

常に、字幕がほしい状態なんですよね。

 

この症状を自覚したのは、大学入ってからです。

今思い返すと高校の時も全然聞こえていなくて。

聞き直すのも話の流れを遮ることになるし、なんとなく聞いたふりして

たまに失敗して、「○○聞いてないじゃ~ん」ていじられてました。

でも、いじられキャラ好きだったし

そこまで苦労に感じずにいたんですね。

それもそのはず、耳はめちゃめちゃいいんです。

例えば、家の中で小さく音が鳴っているとすぐ気づく。

だから、自分は耳がいいことが自慢で、

聞こえにくいのは友人の声が合わないだけだと思ってました。

 

でも大学でアルバイトを始めると、

聞こえにくいことの異常さに気づき始めました。

 飲食店で働いているのですが、

キッチンや洗浄機の音が大きいと、全く声が聞き取れなくなります。

対お客さんでも、対従業員でも。

雑談くらいなら、聞いているフリできますが

バイトなんで業務連絡がほとんどなわけで。

今もバイトしてますが、普通に辛すぎる。

メニューの指さし確認したり笑い事にしたりして何とかやってます。

 

この症状がきっかけでやめたバイトもあります。

インカムを使った飲食店でのアルバイトです。

店内のBGMが重低音系でそれでさえきついのに

インカムの声も聞かなくちゃいけない

お客様の声も拾わなきゃいけない

 

普通にこれはギブアップでした。

インカムの声を聞き取るのに精一杯。

しかも伝えられたことを覚えられない。(APDの方、共感求む)

仕事にならなくて半泣きでした。

 

その時は、APDをきちんと自覚した瞬間でもあって。

なんだかホッとした自分もいたし

辛くて悲しい自分もいました。

 

やめる時に理由は必要だから、店長には素直に言いました。

理解してくれなかったけど、障がいと言われれば承諾せざるを得ませんよね。

困惑した表情で退職を受け入れてくれました。

そのバイトは友人と一緒に始めたんで、

友人にも伝える必要があって。

もちろん申し訳ない気持ちでいっぱいだったから

理由と共に謝ったけど、彼女も店長と同じ表情をしてました。

 

あーこれは理解してもらえない症状なんだ。

 

そう感じたからこそ、

友人にも家族にも言えませんでした。

今でも2人以外、誰にも言えていません。

「なんか休憩少なすぎてハードだったからさあ」

と、テキトーな口実でごまかしました。

やめるなんてもったいないって何回も言われたけど本当のことは言えませんでした。

(学生アルバイトだけど人気すぎて倍率が超高かった)

 

家で見るテレビは全部字幕で見たい。

けど、家族に伝える勇気がない私は、

一人でいる時だけ字幕にして普段は消してます。

だから好きなドラマは絶対一人で見るようになりました。

(字幕をつけないと頭に入ってこない)

 

コロナ禍でマスクで話すことが増え、

余計に相手の話す意味は理解できないし

就活において対面面接なんて地獄。

就活のことは後日書きますが。

 

こんな自分ができる仕事なんてあるのかなって思う。

 

誰にも言えないからこそ辛すぎる。

 

生きづらい。

 

もし、この記事を見た方で、APDの友人やご家族がいたら、

ネットで調べてみてちょっとだけ理解してあげてください

そして、

ちょっと大きめの声でハキハキしゃべってあげてください

 

注文多くてすみません。(笑)

 

一人でも多くの方が生きやすい世界になってくれ!